中国民航局はこのほど、『ドローン物流配送応用試験範囲の拡大同意に関する通知』を発行し、民航西南地区管理局への申請を同意した。江西豊羽順途科技有限公司(以下、豊羽順途)は江西省カン州市南康区で実施する「ドローン物流配送応用試験」の範囲を四川省や雲南省などに拡大する。
これは、ドローン物流配送の範囲が拡大し、ドローン企業の発展を促進することを意味する。
民航局が明かした情報によると、6月末時点で、中国のドローンの登録機数は33万9000機に達し、前年より6万機増加した。
民間ドローンの競争が産業クラスに移行
近年、ドローンはゼネラル・アビエーションの新興産業分野となり、個人消費、農林保護、地理製図、環境観測、電線巡回点検、映画撮影などの幅広い分野で応用されている。旺盛な市場ニーズ、進歩する新技術は多くのドローン企業を生んだ。
2018年、深セン市のドローン企業は360社、年間取引額は400億元を突破した。
2018年末時点の大まかな統計によると、中国で実名登録されているドローンは27万2000機、民航局が発行したドローン免許は4万3000部、経営許可証を取得した企業は4049社で、社会資本投資が加熱している。