民間ドローンは産業クラスと消費クラスの2つに分けられる。消費クラスのドローンは主に個人の航空撮影に使用。産業クラスは複数の分野に及び、農林保護、物流輸送、電線巡回点検、製図などを含む。ドローン業務を行う大部分の上場会社が産業級ドローン分野に集中し、競争は消費クラスから産業クラスへと移行している。
民航局の統計によると、2018年、順豊と京東のドローン物流配送応用試験区での飛行回数は4万回、時間は1万5000時間、距離は約40万キロメートルで、輸送・配達した貨物は24万6000件、944.6トンに達した。
2019年7月10日、順豊四川甘孜松茸前処理センターが設立された。同社は松茸を前処理段階で入手し、松茸の全サプライチェーン・ソリューションを打ち出し、100機以上のドローンを「最初の1キロ」の輸送に導入し、科学技術を用いて輸送を加速化した。
ドローン配達の試験段階において、ドローン物流配送標準業態などが成熟化すれば、市場余地は大幅に広がる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月5日