米国が勝手に中国に「為替操作国」のレッテルを貼ったことは、国際金融秩序を著しく傷つけるもので、金融市場を混乱させ、国際貿易と世界経済の回復を大きく妨げ、最終的には自分に結果が跳ね返るだろう。米国が中国を「為替操作国」に指定すると発表した当日、米国の主要株価3指数は全面安となり、ナスダック総合は3.5%安、S&P500は3%安、ダウ平均は2.9%安となった。
中米貿易交渉の過程で、中国側は一貫して実際の行動で誠意を示してきたが、米国側は何度も約束を反故にし、交渉は再び暗礁に乗り上げた。今回、外国為替市場の正常な変動に対して、米国は再び中国を誹謗中傷し、「為替操作国指定」というカードを切って中国に極限までの圧力をかけた。こんな古いやり方は通用せず、中国と中国国民はこの手には乗らない。
決まりがないと、何事もうまく行かない。世界最大の経済大国であり主要な準備通貨の発行国である米国は、国際金融と通貨制度安定維持の責任を担うべきで、国際ルールを超越した「米国の特権」を追求するべきではない。米国が独断専行し、身勝手な誤った道を進み続ければ、必ずや失敗に終わるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月8日