昨年の大陸部と米国の消費規模の差はわずか2800億ドルのみだった。大陸部は早ければ2020年に米国を抜き、世界最大の消費市場になる見通しだ。7日付台湾紙・旺報が伝えた。
中国国家統計局のデータによると、中米の消費規模の格差は2017年の3400億ドルから昨年の2800億ドルに縮小した。中国の消費規模は米国に肉迫している。
2018年のペースで推算すると、大陸部は2020年に米国を抜き世界最大の消費市場になる見通しだ。
米国の昨年の1人あたり社会消費財小売額は1兆8517億ドルで、大陸部はその約23%だ。大陸部の1人あたりの規模が米国の水準に達すれば、大陸部の市場規模は米国の約4倍になる。国際的に権威ある機関も、大陸部の潜在的な消費規模は米国の3−4倍と予想している。
新華社の報道によると、国務院発展研究センター市場経済研究所の王青副所長は、「中国市場は規模が大きいだけでなく、消費市場のアップグレードが続いている。新たな消費政策の実施とボーナスの引き出しにより、企業は製品とサービスの供給を絶えず豊富にし、消費の潜在力をさらに引き出す」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年8月9日