中国国内最大級の海上風力発電プロジェクト、中広核陽江南鵬島40万kW海上風力発電所のカギとなる設備である海上変電設備モジュールの据え付けが8日、完了した。科技日報が伝えた。
南鵬島40万kW海上風力発電所は広東省陽江市東平漁港から南に12カイリほどの海域にある中国内の単体容量が最大の海上風力発電所だ。また国内で海岸から最も遠く、施工水深が最も深い海上風力発電プロジェクトでもある。海上変電設備は陸上の変電所と似ているもので、風力発電機の電気を220kVに高め、さらに海底ケーブルにより送電網に接続する。
据え付け作業を担当しているのは、交通運輸部(省)上海救援局のパイプ敷設船「創力」号だ。全長は198.8メートル、型幅は46.6メートル、最大吊り上げ重量は3500トンで、「藍鯨2号」「藍鯨1号」に次ぎ国内3位だ。現場のエンジニアによると、今回の作業で使用された海上変電設備モジュールは重さ2977トンと巨大だったが、創力号はこれを据え付けるため40分しか費やさなかった。精度はセンチメートル級。これにより同風力発電所の8月15日の1基目となる風力発電機の送電開始が保証された。2020年12月30日までには全73基が発電を開始する見通しだ。
「人民網日本語版」2019年8月10日