中国国家統計局報道官は8月14日午前に国務院新聞弁公室で開かれた記者会見で、今年7月の中国国民経済が引き続き適切な水準で運営され、全体安定と安定しつつ前進する発展トレンドを保ったと紹介した。
統計によると、2019年7月の中国の輸出入総額は前年同期比5.7%増の2兆7382億元で、伸び率が前月に比べ2.6ポイント上昇。うち輸出は10.3%増の1兆5242億元と、伸び率が前月に比べ4.3ポイント上がった。
これについて中国国家統計局の報道官は、中米貿易摩擦がもたらした影響は全体的にコントロールされていると説明した。
国家統計局報道官の劉愛華氏は、今年1-7月のデータをみても7月単月のデータをみても、輸出において貿易安定政策の作用のもと、貿易多様化と貿易円滑化の措置による持続的な効果がみられ、輸出が7月も加速したとしている。
7月は、中国の消費者物価指数(CPI)が前年同期比2.8%上昇し、うち食品と酒・タバコの上昇率が最大の6.7%に達した。報道官は、この上昇が構造的なものと指摘し、食品価格の上昇に最も大きな影響を及ぼすのは果物と豚肉だが、生産量の増加に伴って食品価格も抑制できるようになると説明した。