国家発展改革委員会の孟瑋報道官はこのほど、7月の物価水準は引き続き安定し、今後の中国の物価は引き続き安定して推移する見通しだと述べた。
上半期、特に第2四半期、果物価格は大幅に上昇した。7月に入り、旬の果物が大量に出荷され、市場供給が増え、果物価格は全体的に大幅下落した。後期には旬の果物の供給の増加、特にリンゴや梨の出荷に伴い、果物価格は引き続き下落する見通し。野菜については、旬の野菜が大量に出荷され、6月と7月は価格が大幅に下落し、今後は下落し季節的な変動が続く見通し。
孟瑋氏は、全体的に見て、今年に入り中国の物価は安定を維持していると述べた。1月から7月のCPI平均伸び率は2.3%で合理的な範囲内にある。ここ数カ月、CPIの前年同期比伸び率は拡大し、7月は2.8%に達した。現在の物価上昇は構造的なもので、食品価格の上昇の表れだという。食品とエネルギー価格を除くコアCPIは、7月に前年同期比1.6%上昇、1月から7月の平均伸び率は1.7%で、安定して推移している。
今後については、中国の物価は全面的な大幅上昇の基礎を備えていない。供給の面を見ると、中国の工農業商品とサービスの供給は全体的に余裕がある。需要を見ると、住民の消費が安定して増加しているため、物価水準の安定維持の基礎が備わっている。アフリカの豚コレラが養豚業にある程度のダメージを与えたが、食肉などの代替品の生産量が急増し、肉・卵・牛乳などの供給は比較的余裕があり、住民の飲食消費に大きな影響はない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月20日