中国国家統計局がこのほど公表した今年上半期の中国31省・自治区・直轄市の国内総生産(GDP)統計によると、トップは広東省で、約5兆500億元(1元は約15.1円)。以下、2位江蘇省4兆8600億元、山東省4兆1800億元と続いた。
浙江省、河南省、四川省はGDPが2兆元を超え、四大直轄市の上海、北京、天津、重慶はいずれも1兆元以上だった。
GDPの前年同期比成長率を見ると、雲南省が9.2%増でトップ、以下、貴州省、西蔵(チベット)自治区と続いた。
全体的に見ると、複雑化した国際・国内の情勢に直面した中国は、上半期の経済運営が全体的に安定し、安定の中で成長し、GDP総額が45兆900兆元に達した。
言及すべきなのは、中国東北地域の経済成長は依然として相対的に遅れているにもかかわらず、しばらくの間回復的成長傾向にあったのを背景に、多くの投資を呼び込んだことだ。上半期、BMWやサウジアラムコ、招商局、恒大、阿里巴巴(アリババ)などの大企業が東北地域での投資を決定した。
アナリストは、「よりクオリティのある、效率が高い投資が、東北地域の発展の大きな力を蓄える。同地域はそのチャンスを確実に捉え、現地の産業構造の最適化を進め、経済成長の新たな原動力を育てなければならない」と指摘している。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年8月19日