香港特区政府統計所が26日に発表したデータによると、外部環境の影響を受け、香港の7月の商品輸出額・輸入額がいずれも減少した。輸出額は短期間内に低迷を続ける見通しだ。
データによると、香港の先月の輸出額は前年同月比5.7%減で、6月の9%という下げ幅から大幅に縮小された。ところが輸入額は8.7%減で、6月の7.5%という下げ幅からやや拡大した。貿易赤字は322億香港ドルで、輸入額の8.7%に相当。今年1−7月の輸出額は前年同期比3.9%減、輸入額は5.1%減。
特区政府報道官は「香港の7月の貿易データは、世界経済の成長の疲弊、中米貿易摩擦の影響を受けた。これらの不利な要素は、その他の多くのアジア経済体の製造業及び貿易活動にも影響した。香港の各主要市場に対する商品輸出は、7月にいずれも減少した」と指摘した。
データによると、香港の7月の対マレーシア輸出は前年同月比14.7%減、ドイツは13%減、米国は10.3%減、中国大陸部は7.1%減。香港のマレーシアからの輸入額は30.9%減、韓国は29.3%減、シンガポールは20.7%減、中国大陸部は4.0%減。
報道官は今後について、「苦しい外部環境を見据え、香港の輸出は短期的に低迷を続け、さらに低下する可能性もある。政府は関連状況に注意する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月27日