商務部が先ほど発表したデータによると、中国の上半期のサービス貿易総額は前年同期比2.6%増の2兆6124億6000万元に達した。うち輸出は9%増の9333億7000万元、輸入は0.6%減の1兆6790億8000万元、赤字は10.5%減の7457億1000万元。中国のサービス業は上半期に急成長を実現し、サービス貿易の安定成長の維持を支えた。中国のサービス貿易には、どの程度の発展の潜在力があるのだろうか。赤字縮小の流れを続けることができるだろうか。記者はこれらの疑問について、専門家を取材した。
見所その1 サービス貿易の割合、上昇の余地あり
これは中国のサービス貿易の持続的な好転の縮図だ。中国の上半期のサービス貿易が貿易総額全体に占める割合は、昨年通年を0.5ポイント上回る15.1%に達した。サービス貿易発展の内的動力が絶えず蓄積されている。サービス産業の基礎の強化が続いている。中国の上半期のサービス業付加価値額は24兆8000億元で、対GDP比は前年比約3ポイント増の約55%にのぼった。サービス業付加価値額の7.0ポイントという前年同期比の成長率は、6.3%というGDP成長率を上回った。
中国サービスアウトソーシング研究センターサービス経済研究部の李愛民部長は、「中国経済はサービス経済へのアップグレードを加速しており、サービス業の割合が上昇を続けている。サービス貿易が大きく成長し、サービス業の対外開放が加速し、関連政策が奏功している。サービス貿易の割合には上昇の余地があり、高い将来性を持つ」と指摘した。