米フォーブス誌(電信版)は3日、「米国企業はなぜ他国ではなく中国を最優先するのか」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。
新興市場の製造技術、信頼性、金融の安定性、治安、国内市場の成長などの各方面を見ると、中国がいずれも最上位を占めている。その他のすべての国は、(中国と比べると)100位と言えるほどだ。
在中米国企業の最大のロビー組織の一つ、米中貿易全国委員会は先週、年間会員調査を発表した。その結果によると、中国はその他の新興市場と比べ、収益性がより高い市場となっている。
米国企業はなぜこれほど中国に熱心なのだろうか。これは決して、単に中国が大国だからではない。インドも大きく、米国に対しても友好的だ。ブラジルも大きく、距離的に近い。メキシコはもっと近い。中国にはどのような優れた点があるのだろうか。企業から見ると、中国は次の点で他国より優れている。
税率を見ると、中国の法人税率は25%となっている。インドは35%、ブラジルは34%、メキシコは30%で、中国は少なくとも5%下回っていることになる。