『2019再生可能エネルギー投資グローバル傾向』報告は国連開発計画、フランクフルト・スクール―国連開発計画気候・持続可能なエネルギー融資協力センター、ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスが共同出版し、ドイツ連邦環境・自然保護・原子力安全省が支援。
報告によると、同期の米国の再生可能エネルギー投資は3560億ドルで2位、日本は2020億ドルで3位だ。欧州は6980億ドル、うちドイツは最多の1790億ドル、イギリスは1220億ドルだった。
過去10年間で、世界の再生可能エネルギーの生産量(大型水力発電所を除く)は414ギガワットから1650ギガワットに増加、2019年末には2020年の4倍になる見通し。太陽光発電への投資額は1兆3000億ドルで、再生可能エネルギーへの総投資額2兆6000億ドルの半分を占める。19年末、世界の太陽光発電の設備容量は2009年の26倍以上、すなわち25ギガワットから663ギガワットに増加する見通し。そのほか、2018年、世界の再生可能エネルギー生産への投資額は2779億ドルに達し、化石燃料発電の3倍となった。同年の再生可能エネルギー発電量が世界の発電量に占める比率は12.9%で、20億トンの二酸化炭素排出を削減した。