国家発展改革委員会価格司の岳修虎司長は5日、記者のインタビューに応じた際に「今年4月より全国各地で、社会救助・保障基準と物価上昇を結びつける連動メカニズムの運用が始まった。現在まで29省及び新疆生産建設兵団が累計で約24億元の価格臨時補助金を支給し、延べ9000万人以上の生活に苦しむ人々に恵みをもたらした」と述べた。
紹介によると、2016年8月に改訂された同メカニズムの規定によると、当月のCPIの前年同月比の伸び率が3.5%に達した場合、もしくはCPIにおける食品価格指数が前年同月比の伸び率が6%に達した場合、連動メカニズムを運用する。関連指数発表から20営業日内に、生活に苦しむ人々に価格臨時補助金を支給する。連動メカニズムは省もしくは地級市を単位として運用される。一部の条件が備わっている地方は現地の実情に合わせ、運用条件を適度に引き下げることで、生活に苦しむ人々の基本的な生活をより良く保障できる。
食品価格は一般人の生活と密接に関わる。食品価格が今年に入り大幅に上昇し、広く注目されている。記者が権威筋から得た情報によると、現在は果物、野菜、肉、卵などの主要農産品の供給が十分であり、第3四半期の物価の安定運行に向け堅固な基礎が備わっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月6日