「ハイブリッド稲の父」と言われる袁隆平氏は5日、湖南省長沙市で取材に応じ、スーパー稲の課題は順調で、10月に広範囲で1ムーあたり生産量が1200キログラムの大台を突破する可能性があると明かした。
袁隆平氏によると、スーパー稲計画の5期の目標、1ムーあたり生産量それぞれ700キログラム、800キログラム、900キログラム、1000キログラム、1100キログラムを全て達成した。
全国の4カ所のモデル田は1ムーあたり生産量1200キログラムを目指している。袁隆平氏は、モデル田の状況は良好で、2カ所が今年10月に1ムーあたり生産量1200キログラムを達成する見通しだと述べた。
袁隆平氏は自身の2つの夢、「スーパー稲の高生産量」と「スーパー稲の海外進出で世界に福をもたらす」を何度も話している。
「現在、中国以外のハイブリッド稲の栽培面積は700万ヘクタールで、世界に1億6000万ヘクタールの稲田を保有する。その半分でハイブリッド稲を栽培し、1ヘクタールあたり2トン増産すれば、1年の増加分で5億人を養うことができる」と、高齢の袁隆平氏は話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月6日