米メディアは今年5月末、コストコのリチャード・ガランティ最高財務責任者(CFO)の発言を引用し、「商品の値上げが不可避であるため、米貿易大手は貿易戦争の影響を強く感じている」と報じた。それからわずか数カ月後、同社は中国大陸で初の店舗をオープンした。オープン初日、買い物客が殺到し混雑した。ロシア・スプートニクが4日、伝えた。
学者によると、中国では現在一部の分野、特にサービスの開放が進んでおり、米国の小売業も中国でより多くのチャンスを手にしている。「中国は対外貿易の扉を閉ざしていない。中国のサービス業の開放水準も上がっており、そのため米国企業にとって政策のリスクは存在しない」
サービス及び外国小売業に向けた良好な環境の醸成は、米国の追加関税に対応する中国の重要な武器だ。
コストコの中国市場進出は、始まりに過ぎない。コストコは現地に根ざすため、中国の競合他社より優れた競争力、現地の経済環境に適する能力を示さなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月6日