中国人民銀行(中央銀行)は6日、実体経済の発展を支持し、社会の実質的な資金調達コストを引き下げるために、9月16日より金融機関の預金準備率を0.5ポイント引き下げることを決定した。このほかにも、省をまたがずに行政区域内で経営する都市商業銀行だけを対象に、追加で預金準備率を1ポイント引き下げる。
今回の預金準備率引き下げで放出される長期資金は約9000億元に上り、内訳は全ての金融機関向けが8000億元、対象を限定した追加引下げ分が1000億元となる。中航証券のチーフ・ストラテジストである張郁峰氏は中国経済網の「中韓専線直撃」で、「今回の預金準備率引き下げは基本的に市場の予想通りだが、同時に将来の金融政策をめぐり追加緩和の期待も高まり、経済運営にとってもA株にとっても好材料になる」と語る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月10日