ノーベル賞受賞者のロバート・シラー氏「2020年衰退の確率は50%未満」
ノーベル賞受賞者でイェール大学教授のロバート・シラー氏は米国メディアの取材に対し、2020年に米国経済が衰退する確率は50%未満としたが、2020年に発生しても「おかしくない」と述べた。
米国経済の長期的動向について、シラー氏は、最も多い論調は「長期停滞」または米国経済の「日本化」だと見ている。「日本化」は主に日本をはじめとする先進国が経済危機対策としてとる過激な市場救済措置を指し、金利はゼロに近づき、金融政策はほぼ効き目がない。
FRBのグリーンスパン元議長「衰退するかどうかは米国株にかかっている」
連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン元議長は先日、米国経済が衰退するかどうかは米国株ににかかっていると話した。彼は、米国株の資産効果は過小評価され、米国株が激しく変動する状況下で、予測困難な影響が発生するとの見解を示した。
経済学において、資産効果は資産増加時に消費意欲が高まることを指す。グリーンスパン氏は、「あるデータにS&P500指数が10%上昇し、GDP成長率を1%押し上げたとあるが、現段階の米国金融市場は不安定である。米国株が大幅に調整されれば、米国経済は影響を受けることになる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月11日