さらに、自由貿易試験区が新設されている。江蘇自由貿易試験区を例に挙げると、8月26日、国務院は江蘇自由貿易試験区の設立に同意し、8月30日に江蘇自由貿易試験区が正式に設立された。同日、上海市発展委員会、江蘇省商務庁、浙江省商務庁は『上海江蘇浙江自由貿易試験区連動発展戦略的提携枠組み協定』に調印。その後、江蘇自由貿易試験区の南京、連雲港、蘇州の3エリアがそれぞれ8月30日、8月31日、9月1日に運営を開始し、第1陣の入居企業が営業許可証を受け取った。
自由貿易区の発展が加速している理由について、蘇寧金融研究院の付一夫上級研究員は『証券日報』に大して以下のように述べた。今年8月に6つの自由貿易区が新設されて以降、中国は東中西連動、陸海統一発展という全面的かつハイレベルの地域開放の新たな局面を構築し、自由貿易区の建設は「加速ボタン」を押した。自由貿易区は制度革新の「試験田」であり、制度革新の模索と試みを重点とし、実践を通して複製・普及できる経験を積み、その他の地域にデモンストレーション効果を提供する。これは自由貿易区の制度革新における強みである。また、立地と産業に関しても自由貿易区は他の地区にはない強みがある。港湾、航路、ハイエンド生産要素の結集などである。様々な優位性が重なり、自由貿易区の建設を加速させている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月 2日