70年前、独立・自主の社会主義新中国が世界の東方に姿を現した。西側の多くの人々はこの生まれたばかりの共和国を疑問視し、新中国にとって多くの人口は耐えきれない負担と判断した。中国政府は国民の食糧問題を解決できないと予言する声もあったほどだ。
ところが70年後、中華の大地は様変わりした。長期的な蓄積とたゆまぬ奮闘により、中国の総合的な国力、人民の生活水準が日増しに向上した。中華民族の偉大なる復興はかつてない光あふれる未来を描いた。驚くべき歴史の成果を前にして、すべての疑問と否定が払拭された。
中国人民が今日手にしているものはいずれも得難いもので、中国人の知恵、汗、大きな犠牲の結晶だ。新中国の70年の発展は、中国共産党が中国人を率いて描いた天地を揺さぶる奮闘の叙事詩で、偉大なる奮闘の精神が終始その文脈を貫いている。中国は常に向上を目指す奮闘精神により、貧しく弱い国から一歩また一歩と今日の発展・繁栄に近づいた。
中国の近現代史に焦点を絞ると、奮闘精神が歴史の発展・前進を促す鍵であることが分かる。中国共産党の設立、中華人民共和国の成立、改革開放及び中国の特色ある社会主義事業の推進は、近代以降の中華民族の偉大なる復興の3つの一里塚であり、中国人の奮闘の3つの記念碑でもある。民族・国家の滅亡を救い生存を図るため血を流した人々、革命戦争の時代に雪山と草原を渡った紅軍、それから改革開放深化の時代の苦しい取り組み――これらを見ると、中国人が困難を乗り越え引き続き前進し、創造と飛躍を実現することができたのは、奮闘精神という力強い支えがあったからだと分かる。
今日私たちが置かれている中国の特色ある社会主義の新時代は、奮闘者の時代だ。新時代の奮闘者とは、技術を磨く「大国の匠」、貧困支援の最前線で奮戦する村幹部、吹雪のなか歩み続ける宅配員、無数の労働者のことだ。美しい生活のためたゆまず努力する奮闘者はみな、中華民族の偉大なる奮闘精神のバトンを受け継ぐ者だ。彼らは広大な国土で14億の中国人の偉大なる奮闘の歴史の新ページをめくっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月1日
70年,伟大的奋斗精神