中国人の消費、70年で生存型から発展型に変化

中国人の消費、70年で生存型から発展型に変化。中国の社会消費財小売総額は1952年の277億元から2018年の38兆元に成長し、生存型消費から発展型消費に邁進した…

タグ:中国消費

発信時間:2019-10-01 14:35:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国の社会消費財小売総額は1952年の277億元から2018年の38兆元に成長し、生存型消費から発展型消費に邁進した。消費の変化は、貧困から温飽(衣食に事欠かない)、さらには全体的な小康に至る、中国人の生活の歴史的な飛躍を反映している。


 「何を買うか」には、この70年で密かに変化が生じた。新中国成立当初、人々の消費は主に温飽が目的だった。1960−70年代には、自転車、腕時計、ミシンが結婚の「3大必需品」だった。90年代にはカラーテレビ、冷蔵庫、洗濯機という「新3大必需品」が、徐々に生活の標準スペックになった。21世紀に入ると、スマート家電や自動車の消費が普遍的になった。都市部の100世帯あたり自動車保有台数は2002年の0.88台から2018年の40台に拡大した。


 最大の変化は「目に見える」から「目に見えない」への消費の変化だ。かつて中国人の「買い物カート」の中は、食品と衣料品が主役だった。現在は観光、フィットネスが重要な選択肢になっている。中国のサービス消費支出が消費支出全体に占める割合は、2018年に5割弱に達した。


 中国の消費は現在、模倣型・追随型の段階から、個性的で多様な段階に入っている。最終消費支出のGDP成長への寄与度は2018年に7割以上に達し、5年連続で中国経済成長の最大の動力になった。


 消費のアップグレードは中国を変え、世界にも影響を及ぼした。中国の最終消費の世界消費成長への年平均寄与度は、この70年で世界一になった。国際的な調査会社は、今後10年に渡り世界で発生する1ドルの消費のうち、中国の消費者による貢献が12%にのぼると予想した。


 商務部流通産業促進センターの陳麗芬研究員は「中国が推進を続ける改革開放、国内外市場の同時発展、健全化を続ける消費体制・メカニズムにより、中国の消費市場に深い変革が生じている」と述べた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月1日




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