グリーンな発展は現在の世界で普遍的に重視されている発展理念で、国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を実現するための重要部分だ。ボアオ・アジアフォーラムは24日に最新の研究報告書を発表し、貧困削減とグリーンな発展をめぐり研究成果と経験を共有した。
ヨルダン川はイスラエルの最も主要な河川だが、一部の支流の水が灌漑と漁業に利用されているため、全流域の流量が毎年1215億立方メートルから315億立方メートルに減少した。イスラエルは近年、環境を改善するため、河川ガバナンスメカニズムの改善による流域の経済のグリーンな発展に取り組んでいる。
最新の「一帯一路」グリーンな発展事例研究報告書によると、イスラエルの効果的な河川ガバナンスの他に、パキスタンのKarot水力発電所、中国・エジプトTEDAスエズ経済貿易協力区などの各プロジェクトが、グリーンな発展の典型的な事例になっている。
グリーンな発展を堅持し、グリーンな消費を提唱し、汚染してからガバナンスに取り組むという古い道をやめる。この理念は今や、一帯一路共同建設諸国の発展の共通認識になっている。
ボアオ・アジアフォーラムの周小川副理事長は「アジアは人口が多く、我々は一部の先進国がかつて歩んだ、1人あたりGDPが増加した後の消費モデルにならうことができない。資源だけではなく、環境もこれを受け入れられない」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月1日