今年の国慶節に伴う「十一(10月第1週)」連休では、ショッピングや飲食などの消費が目立ち、観光、文化、スポーツといった新興消費も盛り上がった。中国商務部によると、2019年10月1-7日の全国小売・飲食企業の売上高は、前年同期比8.5%増の1兆5200億元だった。
目立ったのは商品消費 歩行者専用道に人が集まる
連休中は、各地の自然食品、ファッション、スマート家電、新型デジタル製品などの商品販売が盛り上がりをみせた。
広西や内蒙古の重点モニタリング対象企業による通信器材の売上高は、それぞれ前年同期比9.6%増、5.3%増となり、河北秦皇島、甘粛鄭州の重点モニタリング対象企業の服飾売上高は13%増、10%増だった。電子商取引プラットフォームで、健康エアコン、空気清浄機、スマートロックの販売件数は2倍以上の増加となった。
ショッピング、飲食、娯楽などの機能が一体となった総合消費業態も人気を集めた。
上海の重点モニタリング対象となるショッピングセンターとアウトレットの売上高は20%以上増え、安徽の重点モニタリング対象となる都市複合施設は売上高が21.2%増加した。
各地の歩行街(歩行者専用道)も賑わった。杭州湖濱歩行街は改造後のリニューアルオープンで1日当たり来客数が延べ10万人を超え、武漢江漢路歩行街は連休初日の来客数が延べ30万人余りに上った。上海南京路歩行街、南京夫子廟歩行街、重慶解放碑歩行街、成都寛窄巷子、西安大唐不夜城歩行街にも人が集まって消費が盛り上がり、大手業者の売り上げが膨らんだ。