「中国式」養老、戦いが始まる

「中国式」養老、戦いが始まる。

タグ:「中国式」養老

発信時間:2019-10-08 16:55:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 高齢化の波が押し寄せ、「中国式」養老の戦いが始まった。


 全国老齢工作委員会弁公室が発表した情報によると、中国の高齢者数は2050年頃に4億8700万人に達する。健康的かつ幸福な老後の提供は苦しい任務だ。


 上海市浦東新区陸家嘴在住の高齢者、鄭志梅さんは骨折し、手術を受けた。娘は彼女が心配で一人で留守番させたくないが、高齢者福祉施設や病院に送るわけにもいかなかった。「幸い団地内には高齢者総合サービスセンターがあった。自宅に近く、リハビリも介護も便利で、親しい友人もいる」


 調査によると、高齢者の9割が在宅養老を選択している。中国は現在、コミュニティに根ざした、在宅を基礎とする多様な養老サービスの発展に力を入れている。同時に医療と介護を結びつけ、長期的な介護保険制度を試験的に展開している。


 中国老齢協会の呉玉韶副会長は「国情に適した養老の道を歩むことが非常に重要だ。中国の高齢者数は2億5000万人弱にのぼるが、中国には大事業に力を集中する制度面のメリット、それから孝行と敬老、相互扶助の文化・伝統がある。スマート養老といった新技術の応用により、中国は高齢化対策に自信を深める」と述べた。


 養老サービス業推進綱領性文書の発表、高齢者事業発展のトップダウンデザインのさらなる改善、在宅を基礎としコミュニティに根ざし機関を補助とする、医療・介護を結びつけた「中国式」養老サービス体制の基本的な構築など、中国の高齢化対策は積極的かつ穏健だ。


 16万3800の各種養老サービス機関・施設、746万3000床の各種養老サービスベッド、93%の養老機関が各種形式で医療サービスを提供するーー新時代の養老サービスの戦いは、確かな成果をあげつつある。


 民政部の「養老サービスの供給のさらなる拡大、養老サービス消費促進の実施意見」などの文書によると、2022年までにコミュニティの100%に養老サービス施設が設置される。介護士200万人の育成をペースアップし、各種介護保険商品を発展させる。


 中国の特色ある養老サービス体制の健全化により、多様化した多層的な養老サービスの需要をより良く満たす。「中国式」養老の戦いは道半ばだ。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月8日

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