中国企業連合会、中国企業家協会は先ほど18年連続で、中国企業トップ500社ランキング及び報告書を発表した。トップ3は中国石化、中国石油、国家電網。トップ500社の入選ハードル、資産規模、国際標準の制定への参与数などの指標が再び記録を更新した。
中国企業トップ500社の売上高は高い成長率を維持し、入選ハードルが引き続き上がった。2019年版の中国企業トップ500社の売上高は計79兆1000億元で、昨年の中国のGDPの約87.86%を占めた。資産総額は前年比9.08%増の299兆1500億元で、伸び率が2ポイント増加した。入選ハードルは売上高323億2500万元に達し、前年より16億3600万元増加した。
中国企業トップ500社の1000億元級企業の数が大幅に増加した。売上高1000億元以上は前年比22社増の194社で記録を更新。194社の売上高は計62兆1100億元で、トップ500社全体の78.52%を占めた。この割合は前年比で2.85ポイント増加した。うち民間企業は前年比10社増の57社。
効率・利益が引き続き改善された。トップ500社の利益総額は前年比20.7%増、純利益は10.3%増。うち製造業企業トップ500社の純利益は19.44%で、伸び率が0.26ポイント増加し、3年連続で19%以上を維持した。トップ500社の純資産利益率は前年比0.2ポイント増の9.7%。1人平均売上高は前年比12万4700元増の235万4700元で、3年連続で増加。1人平均純利益は4700元増の10万5100元で、2年連続で増加。
産業構造の改善が続き、産業チェーンのミドル・ハイエンドに邁進している。ランキング入選・落選企業の業界構造を見ると、大企業が集団的に産業チェーンのミドル・ハイエンドへの邁進を続けていることが分かる。今年の中国企業トップ500社のうち、製造業は前年比で3社減少したが、現代先進設備製造企業が成長を続けている。電力・電気設備製造業、風力・太陽光設備製造業、コンピュータ・事務設備製造業、通信設備製造業、半導体・集積回路・ディスプレイ製造業から新たに1社ずつ入選した。中国企業トップ500社という大企業の集団を、産業チェーンのミドル・ハイエンドに向かわせた。サービス業トップ500社を見ると、伝統的な貿易小売及び交通運輸などの企業の割合が低下を続けており、インターネット、金融、サプライチェーンなどの現代サービス業企業が急台頭している。これはサービス業大企業の内部構造の持続的な改善を示している。
中国の大企業のうち24社が世界企業トップ500社のトップ100に入選している。世界企業トップ500社に入選した中国企業129社のうち84社の順位が浮上した(平均で31.9位浮上)。中国は長年に渡り、世界企業トップ500社に最も多くのニューフェイスを送り込んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月 9日