「第2回輸入博は世界各地の輸出商に向けて中国市場の門戸を開くもので、中国が国際貿易の均衡に向け尽力しようとする決意を示す」と、豪シドニー大学ビジネススクールのHans Hendrischke教授は語る。
米イリノイ工科大学の経済学教授であるKhairy Tourk氏は、「輸入博は中国が世界の貿易不均衡に対応するために採る『ひとつの革新的なアプローチ』で、中国の輸入拡大への努力は世界の総需要拡大に顕著な影響を及ぼす」と指摘。「貿易保護主義のムードが高まるなか、中国がより開かれた経済措置を採り、国境を越えた貿易の利便性向上を図ることは、中国がグローバル化と市場開放を擁護し、『責任を負う国』であることを示す」と している。
メキシコ工業商会連合会経済研究委員会のJosé Luis de la Cruz会長は、「第2回輸入博の開催は世界に向けて中国が対外開放に一段と注力していることを明確に示すものだ」とし、「国際貿易の新たな環境のなかで、輸入博は世界でのより多くの深い経済貿易関係の構築を後押しし、中国が世界の自由貿易発展を推進する役割を果たしていることを示すものだ」と述べた。