電力業界の動向は経済発展の「バロメーター」だ。その各項目は、マクロ経済の上では中国経済全体が安定推移していることを示すだけでなく、メゾ・ミクロではモデル転換と高度化、質の高い発展の波が逆巻いていることを示す。
中国経済70年の発展の歴史を振り返れば、電力が中国の大きな変化を証明している。
70年前、新中国の基礎は脆弱で、底は薄く、あらゆるものが荒廃し再建が待たれていた。
70年後、新中国の経済発展は世界に中国のスピードを示した。
中国は経済的に立ち後れ文化的には白紙に近い状態から抜け出し、2010年には世界第2の経済大国となり、今や経済規模では世界の約6分の1を占めるようになった。2018年の国内総生産(GDP)は1952年比で175倍増加、年平均成長率は8.1%に達し、輝かしい成果を世界に示した。当時の世界経済成長率は年平均2.9%前後だった。
この奇跡には、中国の電力産業が経済発展の先頭に立ち、経済成長と社会の進歩に強力な支えと大きな原動力を提供したことが背景にある。