文化・観光部の総合的な計算、各地の文化・観光部門、通信事業者、オンライン旅行サービス業者のデータによると、今年の国慶節7連休中の国内観光客数は前年同期比7.81%増の延べ7億8200万人に達した。うち自動車旅行や家族旅行などが、連休中の観光市場の新たな見どころになった。連休中には「自動車旅行」の検索件数が35%増加した。甘粛省、青海省、新疆ウイグル自治区、貴州省、安徽省南部、四川・西蔵(チベット)などの自動車旅行路線が検索ランキングの上位を占めた。調査によると、国慶節中に観光客の30.57%が自動車旅行を選択した。
車輪及び途牛旅遊網が共同発表した「2019年上半期自動車旅行報告書」によると、自動車所有者のうち今年上半期に自動車旅行をした人は82.6%にのぼる。うち8割弱が周辺地域を選び、また6割弱が長距離旅行を経験した。今年上半期に自動車旅行をした自動車所有者の間で人気の自動車ブランドは、フォルクスワーゲン、ビュイック、トヨタ、ホンダ、日産などの合弁ブランドが中心的だった。自動車短期レンタル市場において、利用者の3割弱がレンタカーによる旅行を選択した。SUVや中大型セダンなど広々とした車種が支持を集めた。またコストパフォーマンスを重視し、1日の料金が101-300元の車種が好評を博した。
ユーザーの自動車使用の需要により合致した製品のほか、自動車メーカーと旅行会社のコラボを基本的な形態とする「新旅行」市場も、見落とすことのできない市場のパイになっている。
業界関係者は、自動車旅行の人気上昇に伴い、長距離移動やオフロードなどの需要が、消費者の自動車購入時の重要な検討要素になると見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月10日