中国鉄路北京局集団有限公司によると、10月5日14時18分に最初の総合検査列車55201便が京張(北京-張家口)高速鉄道に新設された昌平駅を出発したことで、京張高速鉄道の試験調整が始まった。試験調整中の最高速度は時速385kmに達する予定だ。
試験調整では、高速列車の安全運行を確保するために開通前の厳格な試験、検査、調整、最適化を行う。今回使用される高速列車CRH380AJ-0203号は、昌平駅と張家口駅の間を徐々に速度を上げながら往復する。試験調査の開始で、京張高速鉄道と崇礼鉄道の開通は秒読み段階に入った。
京張高速鉄道本線の全長は174km、うち北京市内は70.5km、河北省内は103.5kmに上り、設計最高速度は時速350kmに達する。京張高速鉄道は、中国の「中長期鉄道ネットワーク計画」にある「八縦八横」京蘭(北京-蘭州)ルートの一部を構成し、2022年北京冬季オリンピックの交通を保障する重要な施設だ。開通後は、高速鉄道を使って北京から張家口と崇礼冬季オリンピック会場まで1時間以内の到着が可能となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月11日