中国の金生産・消費量は昨年、6年連続で世界一をキープした。
中国黄金協会会長、中国黄金集団有限公司会長の宋鑫氏は10日、中国国際鉱業大会2019にて、次のように紹介した。
わが国の金発展の歴史を振り返ると、その生産量は新中国成立当初は年間4トンだったが、現在は400トン以上に達している。時代遅れの手工業から始まり、世界トップの採掘・選定技術を把握するようになり、世界一の金大国になった。
わが国の金生産量は長年に渡り世界一を維持しているが、モデルチェンジの時期には一部の問題が生じた。例えば一部の小企業は安全・環境保護基準が目標に到達しておらず、自然保護区から撤退すべき企業も残されている。これはわが国の金生産量が2年連続で50トン以上も減った原因だ。
生産量の減少は、モデルチェンジの中で不可避だ。生産量を安定させるため、既存の企業は全面的にモデルチェンジ・アップグレードし、高品質発展を目指さなければならない。その一方で、「一帯一路」イニシアチブの海外進出に基づき、新たな発展チャンスを模索する。具体的に見ると、企業のモデルチェンジ・アップグレードは安全・環境保護・社会責任を重視し、科学技術革新という重要手段に頼らなければならない。海外進出は開放・包容・協力・ウィンウィンの体制・メカニズムを構築する。探査、確定埋蔵量の拡大、コスト管理、管理の有効性などを積極的に模索する。混合資本参加、プロマネージャーなどの取り組みで、先進的な企業の基準に合わせる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月11日