このような大局及び大きな流れから見ると、今回の協議の結果は時代の流れに順応し、民意の期待に合致しており、今後の協議を展開するため有利な基礎を提供した。同時に両国の経済貿易関係における長年の構造問題の解消は一日にして実現できることではなく、依然としてたゆまぬ努力が必要であることにも注意が必要だ。「為す者は常に成り、行く者は常に至る」で、双方が連携・協力・安定の基調を貫き、協力の誠意と実際の行動を示し、平等と相互尊重を踏まえた上で共に歩み寄り、容易な問題から徐々に難しい問題へと取り組むことで、最終的な合意に向け地ならしができる。
今年は新中国成立70周年であり、中米国交樹立40周年でもある。風雨の中を歩んだが、次の基本的な事実は終止不変だ。つまり中米は「合すれば則ち共に利し、争えば共に傷つく」で、摩擦よりも協力、対抗よりも対話が望ましいということだ。未来を見据え、相互尊重を基礎とし齟齬を適切に処理し、互恵を基礎とし協力を展開する。これにより両国関係を正しい軌道の上で前向きに発展させ、世界の平和と発展にプラスのエネルギーを提供することができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月14日