中米通商協議で前向きな成果、交渉の継続は必要

中米通商協議で前向きな成果、交渉の継続は必要。

タグ:中米貿易摩擦

発信時間:2019-10-14 11:41:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中米閣僚級通商協議の新ラウンドが先週金曜日に米国のワシントンで終わり、中国の劉鶴副総理と米トランプ大統領が会談した。双方はリアルタイムで、今回の交渉に進展があったことを明らかにしている。今後も交渉を継続し、最終的な合意を目指すことで一致した。

 

 今回は、誠意をもって効率的かつ建設的な議論が交わされ、農業、知的財産権の保護、為替、金融サービス、貿易協力の拡大、技術譲渡、紛争解決などをめぐり実質的な進展がみられた。交渉の継続についても話し合われ、明るい見通しが立った。しかし、両国の交渉が進展すると常にそれぞれの国内で批判の声も上がり、「自国に不利なもの」あるいは「自国が折れた」といった意見が出てくる。

 

 こうした批判の一部はレベルが低く、政治的な要因による「批判のための批判」に過ぎないこともある。中国側も米国側もこうした声に妨害されないよう、交渉団が引き続き話し合いを加速し、両国の最終合意に向けて道をならすことが望まれる。

 

 中国と米国が最終合意に至るには多くの作業が必要だ。目標はみえており、重要なのは関係無い要因から誘惑や妨害を受けないことで、横道にそれれば進展が遅れることになる。過去の経験上、こうした妨害は頻発するため、中米はどちらもしっかりと取り組まなければならない。

 

 今後は不確定性もあるが、中国は冷静に目の前の進展を見据える必要がある。話し合いが増えると、「自分の仕事をやり遂げる」ことが実質的な意義を持ってくる。進展が「状況の転換」につながるか否かに関わらず、中国が自分の仕事をやり遂げれば、自己の見解を持たずに流されるようなことは無いだろう。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月14日

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