天津市で開かれている2019中国国際鉱業大会で明かされた情報によると、出席者は、露天鉱は5G技術の理想的な実現場所の1つであり、「5G+自動運転」は中国の鉱山スマート化発展の重要な応用方向だとの見解を示した。
業界関係者は、鉱区には作業性質により作業員の募集困難や高コストなどの問題が以前から存在し、夜間作業、疲労状態での作業は死傷者を出す事故にも繋がりかねないと指摘する。
北京踏歌智行科技有限公司の創業者兼チーフ科学者の余貴珍氏は、「鉱区の典型的な露天鉱輸送は、まず無人にし、線路を固定して行う。低速のP2P輸送と比べて、これは自動運転実施の理想的なシーン」だと話す。統計によると、作業員による操作と比べて、自動運転のコストは15%以上削減でき、作業時間を年間500時間増やせる。経済的価値以外に、無人運転は安全問題も解決し、業界も人材変動の影響を受けない。
余貴珍氏は、4Gの基地局の伝送距離は数キロに達するが、5Gは一般的に200~500メートルで、露天鉱の輸送距離と合致していると話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月14日