中国人民銀行(中央銀行)と国家外貨管理局は16日、海外機関投資家が中国銀行間債券市場に参入する際の利便性を向上する方針を明らかにした。
同一の海外機関投資家が適格海外機関投資家(QFII)制度や人民元適格海外機関投資家(RQFII)制度、直接市場参入ルートを通じて、債券の名義変更や口座間の資金振替を行うことを認める。その際は届け出をするだけでよいとした。
外貨管理局の責任者は、今回の措置により、海外機関投資家が中国銀行間債券市場へ参入する際の利便性が一段と向上すると評価。中国金融市場の開放の度合いがより広く深くなり、人民元の国際化の促進につながるとの見方を示した。
中国人民銀行と外貨管理局は今後とも新たに最適化に向けた管理措置を検討する方針で、金融市場の高い水準での開放を実現したいとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月18日