国務院新聞弁公室は先般、『新時代の中国と世界』白書を発表した。これについて海外世論は、同白書は中国の発展によって得られた多大な成果について客観的に述べたものであり、中国の発展は世界に新たな好機をもたらしたと高く評価した。中国の提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」や人類運命共同体の構築といった理念は、世界の包摂的な発展の実現に向け「中国プラン」を提供しているとの見方を示した。
白書が発表されると、ベトナムの国営通信社、ベトナム通信(VNA)の傘下メディアは真っ先にこのことを報じ、白書の内容を引用して次のように伝えた。
「中国では共産党の指導のもと、建国から70年の間に極めて大きな変化が起き、人類史上類をみないほど発展するという奇跡を生み出した。先進国が数百年かけて歩んできた発展の道のりを、中国はわずか数十年で歩んでしまった。中国は新たな発展の時代に入り、これまで以上に広く、深く、長く世界に影響を与えるようになり、世界もますます中国に関心を寄せるようになっている」
アラブ首長国連邦(UAE)のアリ・ダヘリ駐中国大使は取材に対し、次のように述べた。
「中国の高度成長と全面的な発展は、我が国のような発展途上国にとって大いに啓発されるものがある。白書で述べられているように、中国は様々な先進分野において偉大な開拓者であることは確かで、参考になるような発展の道を模索してきた」
カンボジア王立アカデミーの関係者は、同白書は中国と世界の真の姿を伝えているとして、次のように評価した。
「世界の多くの国が中国の発展から恩恵を受けてきたが、カンボジアもその中の一国だということを我々は認めるべきだ。カンボジアが発展する上で他国から多大な支援を受けてきたが、中でも我が国と友好関係にある中国からの支援は大きい。