企業:通信量から品質の戦いへ、プラスのエネルギーを積極的に放出
IT企業は未成年者の保護及びオンライン生態ガバナンスに不可欠な部分だ。知乎の創業者である周源CEOは「25年の発展を経て、中国のインターネットの規模が急拡大している。世代交代が行われ、激しい競争が展開され、青春期を終え、三十にして立つを迎えようとしている。敬い畏れることを知り、責任を理解する。これは青春期から青年期に移る本質的な変化だ。通信量の戦いが品質の戦いになるなか、高品質のコンテンツと理想的な生態はもはや合格ラインではなく、一社が長期的に経営を維持できるかを左右する内容になっている。IT企業は責任を守ると同時に、主流の価値の変換装置、プラスのエネルギーの放出装置、社会の進歩の推進装置になるべきだ」と述べた。
北京大米未来科技有限公司の創業者である雯娟CEOも、IT企業には児童に向け健全なオンライン学習空間を構築する義務があると判断した。同社は安全意識の向上に取り組み、自制を強化し、公安部の3級保護認証に合格し、家族オンライン安全機関(Family Online Safety Institute)の初の中国会員になった。「当社のサイトで中国の児童70万人が英語を学び、3万人が中国語を学んでいると思うと、責任重大と感じる。児童の未来志向のネット素養能力を育成し、学習効果を確保しなければならない」
社会:効果的なモデルを模索、理想的な生態を共同構築
向上心に富むインターネット生態の共同構築には、大学、専門家、第3者機関、国際組織など社会各界による緊密な連携による、政府+コミュニティ+企業、インターネット+公益などの効果的なモデルの模索が必要だ。芸能人の胡歌がサブフォーラムに登場し、注目を集めた。「多くの未成年のファンはインターネットで有名人に注目する。インターネットは有名人だけの世界ではなく、無限の知識を秘めた海洋だ。若者が世界を理解し、真理を模索する最も便利な手段だ」
「有名人に注目する際に知るべきは、その有名人がキャラクターや原作の人物を通じることで表現するプラスのエネルギー、ヒューマニズムのぬくもりだ。これは俳優という仕事の意義でもある。インターネット公民の定義は同じく未成年者にも適用される。実名制でなくても自分の言行に責任を持たなければならない。これは成年と成熟に向かう証でもある」
国連女性機関中国事務所国別主任の安思斉氏も、「保護は子供にネット接続を避けさせることではなく、子供に能力を与え、自分の技能を絶えず発展させることを意味する。保護者はそれと同時に子供のネット上での行為を注視し、彼らのネット上における安全を守らなければならない」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月21日