中米貿易摩擦、懸案解決へ共通目標実現を

中米貿易摩擦、懸案解決へ共通目標実現を。

タグ:中米貿易摩擦

発信時間:2019-10-21 14:34:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国の劉鶴・国務院副総理(副首相)は19日、江西省南昌市で開かれた「2019世界VR産業大会」に出席し、開幕式で演説を行った。

 

 インターネット上で伝わっている内容によると、劉副総理は演説の中で、先ごろ行われた中米協議の内容や足元の中国経済の動向に言及したもようだ。注目すべきは次の発言内容だ。

 

 1つ目は、中米包括経済対話の中国側代表が今協議終了後、初めて協議内容について中国側の立場を表明した点だ。

 

 「中米双方はワシントンで新ラウンドの経済貿易ハイレベル協議を開催し、様々な分野で実質的な進展が得られ、段階的な協議の合意に向け重要な基盤を築くことができた。貿易戦争の激化を阻止することは、中国側にも米国側にも有利になり、延いては世界全体をも利することにつながるため、生産者、消費者ともに期待している。

 

 米中通商協力は世界の平和と安定、繁栄に関わるものだ。中米双方は互いに歩み寄り、平等と相互尊重の精神に基づいて、互いの核心的な懸案事項を解決するため、良好な環境づくりに努め、双方の共通の目標を実現する必要がある」

 

 劉副総理はこう述べたが、注目すべきは「段階的な協議の合意に向けた重要な基盤を築くことができた」という発言だ。中国側が発表する要人発言や文書は、往々にして非常に厳密な精査を経てから出される。その上、中米通商協議は世界最大の懸案事項となっていることから、中国側がこの問題について立場を表明するのに慎重に慎重を重ねても何ら不思議ではない。


 この日の演説は、こうした姿勢で続けられるとともに、さらに重要な事実が明らかにされた――中米双方は段階的合意に近づいているということだ。

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