中国国家発展改革委員会(発改委)が10月21日に開いた記者会見で、発改委政策研究室主任兼報道官の袁達氏は中国の経済情勢について、電力、投資プロジェクト認可、物価の統計を中心に説明した。
電力生産で、2019年1-9月の工業企業(一定規模以上)発電量は前年同期比3.0%増と、伸び率が1-8月に比べ0.2ポイント上昇した。うち火力、水力、原子力、風力、太陽光の発電量はそれぞれ0.5%増、7.9%増、21.1%増、5.1%増、15.5%増。9月単月の発電量は前年同期比4.7%増で、伸び率が前月から3ポイント上がった。
電力使用では、今年1-9月の全国の電力使用量は前年同期比4.4%増加。うち第一次産業、第二次産業、第三次産業、一般世帯の電力使用量はそれぞれ4.7%増、3%増、8.7%増、6.3%増で、第三次産業と一般世帯が引き続き高い伸び率を保った。地域別で、全国27カ所の省、自治区、直轄市の電力使用量が増加し、なかでも内蒙古、広西、海南、西蔵の伸び率は10%以上の2ケタに達した。9月単月の全社会電力使用量は前年同期比4.4%と、伸び率が前月から0.8ポイント回復している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月22日