国家発展改革委員会の袁達報道官は21日の記者会見で、一部の企業が海外で工場を建設している現象について、「国際的な分業と世界産業配置の深い調整に伴い、中国の製造業は近年すでにモデルチェンジ・アップグレードにより高品質発展に邁進する新たな段階に入っている。この過程において、一部の企業が海外で工場を設立し、経営活動を行い、投資協力を展開することは、正常な市場の現象である」と述べた。袁氏の発言内容は下記の通り。
中国市場は大規模で、マンパワーが豊富で、インフラが発展している。産業チェーンが完備されており、社会の革新・創造の活力が絶えず引き出されている。経済発展が好転し、産業が持続的にアップグレードする流れに変化はない。中国は市場化・法治化・グローバル化のビジネス環境の建設の推進に取り組んでいる。対外開放を持続的に拡大し、外資参入条件を緩和し、減税・費用削減の推進に取り組んでいる。民間企業及び外資系企業を含む各種市場主体に、より最適化された魅力的なビジネス環境を提供している。
より多くの企業が各方面の条件を総合的に検討し、引き続き中国で投資を行い、中国に根ざし発展するものと確信している。
多くの企業は調査研究の中で、域外投資及び海外進出を行う際に、投資先の土地使用、雇用、不安定な政策、文化や法律の差などの問題とリスクが存在すると報告している。関連企業は投資前の評価をより重視し、比較を繰り返し慎重に決定することで、不要な損失を回避するべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月22日