国家発展改革委員会の袁達報道官は21日の記者会見で、「中欧班列(国際定期貨物列車)のコンテナは帰路で空になっている」という噂について、次のように述べた。
中欧班列は開通から5年以上に渡り、初期の育成から成熟・拡大に、紛争と無秩序から競争・協力へと移り変わり、沿線諸国が実務的協力を掘り下げるための重要な担い手になった。運行の質が大きく向上し、空のコンテナを運ぶ状況が目に見えて改善された。コンテナに貨物が積み込まれている割合は全体的に見て92%に達した。行きのコンテナにはほぼ貨物が積み込まれている。帰りは無から有になり、昨年は3基運んで2基戻るだったが、今年は1基運んで1基戻るになった。
「一帯一路」イニシアチブが提唱されてから、中欧班列の運行規模の年平均成長率は133%にのぼる。運行本数は計1万8200本で、貨物輸送量は約157万TEU。ユーラシア大陸の110以上の都市を結び、物流配送ネットワークは欧州全域を網羅。うち昨年の運行本数は6363本で、2020年までの目標を前倒しで達成した。
他にも、事業範囲が絶えず拡大している。貨物は従来の携帯電話やパソコンなどのIT製品から、衣料品、機械・電力設備、食糧、酒類、木材などに拡大した。完成車輸出入が新たな成長源になり、業界の革新力が大幅に向上している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月22日