中国新聞出版研究院がこのほど発表した『「一帯一路」国際出版協力発展報告』によると、中国は「一帯一路」関係83カ国との間で書籍、電子出版物、ネット文学作品などの著作権取引を展開している。この数は、中国が「一帯一路」共同構築に関する協力文書を締結した国全体の3分の2近くに上るという。
同報告書は、「一帯一路」国際出版協力発展に関するシリーズ報告の第1巻。「一帯一路」関係21カ国・地域を選び、各国の関連政策や法規、図書出版、新聞雑誌出版、デジタル出版、国家的な読書推進運動「全民閲読」などの状況についてまとめている。また、よくある事例を集め、様々な角度から中国の「一帯一路」国際出版協力における成果を報告している。
報告書によると、2016~2018年に中国は「一帯一路」関係国との間で締結した著作権取引の数は86.5%増加し、中国が「一帯一路」関係国に輸出した著作権が全体に占める割合は41%から55%に拡大した。中国と「一帯一路」関係国との出版業をめぐる協力は今や広域で展開され、協力国はアジア、欧州、アフリカ、オセアニア、北米、南米に及んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月28日