今回の電話会談で双方のリーダーは、近日中に電話会談を再び行い、それまでに通商担当が話し合いを続けることを確認。次の作業の方向性が固まり、承前啓後(過去を継続し、それをもとに将来を開拓していくこと)となった。双方の通商担当は引き続き時間を費やして大々的に作業を進めることになり、ペースを加速させて段階的合意の目標に向かってラストスパートをかけることになる。
1年余りの交渉を行ってきた中米が問題解決につながる正しい軌道に戻るのは容易ではない。中米通商協議は大切な段階に入った。双方はこの貴重なチャンスを活かし、生産者や消費者の利益を優先的に考えながら大同小異で同じ方向に進み、良好な環境の創造に努め、協力を強化すると同時に食い違いを減らし、合意に向かって努力を続けなければならない。
相互尊重をもとに食い違いを整理し、互恵・ウインウインをもとに協力を行いながら、中国と米国が努力を重ねて合意に至ることは双方にとって有益で、世界の通商協議にもメリットがある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月29日