京滬高速鉄道の上場が近づいてきた。中国証券監督管理委員会(証監会)は25日に公式サイトで、京滬高速鉄道股份有限公司(以下「京滬高速鉄道」)の新規公開株式(IPO)目論見書を開示し、京滬高速鉄道のIPOの申請を受理した。
京滬高速鉄道は昨年10月から上場を目指しており、中信建設証券と上場指導契約を結んだ。証監会北京監督局は今年2月26日、京滬高速鉄道のIPO及びメインボード上場の指導に関する基本状況表を開示した。
目論見書によると、京滬高速鉄道の公開株式数は75億5600万株未満で、公開後の資本金総額に占める割合は15%未満。調達資金は公開関連費用の差し引き後、京福安徽公司の65.0759%の株式取得に用いられる。購入代価は500億元。
利益は1日平均3500万元弱
目論見書によると、京滬高速鉄道の全線は2008年4月18日に正式に着工され、2011年6月30日に開通した。本線の全長は1318キロメートルで、世界で総延長が最長の、技術基準が最高の高速鉄道だ。全線で動車組を採用。設計上の時速は350キロ、設計上の最小発車間隔は3分。
京滬高速鉄道は北京・天津・上海の3大直轄市、河北省、山東省、安徽省、江蘇省の4省を貫く。京滬高速鉄道全線の累計発車本数は2019年9月30日現在で99万1900本、乗客数は累計で延べ10億8500万人。