華為が東南アジアで5Gインフラ整備を検討、各国も積極的に反応

華為が東南アジアで5Gインフラ整備を検討、各国も積極的に反応。

タグ:華為 東南アジア 5Gインフラ整備

発信時間:2019-11-04 15:24:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 ASEANビジネス投資サミットが3日、タイのバンコクで開催された。中国の華為技術(ファーウェイ)の代表者は出席者に向け、同社の東南アジア地区における事業展開を紹介し、5Gインフラ設置の準備を整えたと表明し、多くの出席者から積極的な反応を得た。会議の良好な雰囲気を見ると、米国が主張していた「ファーウェイスパイ説」が、東南アジアで支持されていないことが分かる。「環球時報」が伝えた。


 ロシア・スプートニクの3日の報道によると、ファーウェイ世界公共事業副総裁の周明成氏は同日同サミットに出席し、自社の事業及び売上の現状を紹介した。周氏は「中米両国は現在、貿易戦争と技術戦争が混ざった状態になっている。当社は特別視されており、そのためいっそう努力しなければならない」と述べた。ファーウェイは米国から強い圧力を受けながらも、良好な業績を維持している。第3四半期の売上は前年同期比で24%増となった。周氏は自信をこめて「当社はASEAN諸国のインダストリー4.0に協力したい。また東南アジアの全面的な5Gインフラ設置の準備を整えている」と話した。


 現地メディアは、「ファーウェイの市場開拓は東南アジアの発展ビジョンに合致している。ASEAN10カ国は次世代技術によりビジネスを振興し、インフラを整備し、物流を拡張し、国際的な競争力を高めようとしている」と報じた。AFP通信は「ホスト国のタイは両手を広げ、ファーウェイを熱く歓迎している。タイ当局は年初、タイ農業大学における5G技術試験プラットフォームを設置し、これを同社のタイにおける研究開発センターにすることを認めた」と伝えた。ファーウェイはこれまで、同センターで5G試験を行うため500万ドルを投じている。ファーウェイの広報担当は「当社はこのほど東南アジア諸国から、現地で類似する試験プロジェクトを展開するよう招待を受けている」と述べた。


 5G技術の応用について、フィリピンは東南アジア諸国の先頭を走っている。フィリピンのGlobe Telecomは今夏、ファーウェイ製の重要設備を採用し、5G商用ネットワークサービスを正式に開始した。これにより東南アジアで初めて5Gネットワークを構築した国になり、国内の通信速度を大幅に向上させた。Globe Telecom及び現地メディアは、ファーウェイの5G技術によりフィリピンが世界の競争で「ロケットスタート」を切ったと称賛した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月4日

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