中国銀行上海支店は11月1日、中国銀聯と共同で上海地区で顔認証決済製品「中銀スマート決済-中行顔認証決済」(以下、中行顔認証決済)をスタートし、第2回輸入博に新たな決済方式を提供した。
携帯電話や銀行カードなど物理的な媒体を必要とせず、「顔認証+決済パスワード」で取引が完了し、金融サービスの獲得感と利便性を高めたことが、同決済方式の大きな特長だ。「中行顔認証決済」は、AIやビッグデータなどの先進技術を利用し、顔認証を通じて取引データを決済データに転送変換する相互接続を実現、革新的な決済を行うビジネス・エコシステムの構築に成功した。同製品がカバーするシーンは広範で、サービス事業者も多く、展示会や飲食、小売、公的事業などの実店舗に及ぶ。
実際に利用する場面では、利用者は雲閃付(クラウド・クイック・パス)のアプリを登録し、「顔認証決済」を開通し中国銀行銀聯カードと紐付ける。中国銀行指定の特約店舗での決済時には、「顔認証」と決済パスワード入力で支払ができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月5日