5Gネットワークのカバー率を加速 年末には基地局13万カ所に

5Gネットワークのカバー率を加速 年末には基地局13万カ所に。

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発信時間:2019-11-09 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 先日行われた「2019年中国国際情報通信展覧会」で工業情報化部の陳肇雄副部長は、「我が国の5G商業化は加速している。北京、上海、広州、杭州などの都市で5Gネットワークの全域カバーが完了した。年末には全国の5G基地局が13万カ所以上になるはずだ」と述べた。


 携帯キャリアが5Gネットワークの構築を加速させている。中国移動の楊傑董事長は、「中国移動は独自ネットワーク構築を目標とし、高精度ネットワークの建設を加速させる。今年は50都市で5Gネットワーク部門を設立し、商業サービスを提供する。来年は地方の主要都市で5G商業サービスを提供する予定だ」と述べる。


 中国聯通の王暁初董事長は、「中国聯通は中国電信と共に世界初の共同5Gシェアネットワークを構築中だ。この取り組みを通じて、カバー率の倍加、速度の倍加、サービスの優良化を実現させる。顧客はより大容量、高速度、高カバー率の5Gサービスを受けることができる。速度を例にすると、最新の測定データでは我々の5Gネットワークのピーク時速度は2.5Gpbsに達する。これは現状の5Gネットワークで最高の速度だ」と述べる。


 「商用の5Gは、ネットワークが基礎となる」。中国電信の柯瑞文董事長は同展覧会の開幕式上で、深圳で正式に独立5Gネットワークサービスを開始したと述べ、5Gネットワークの着実な歩みを誇った。


 産業チェーンの上流から下流に至るまで、彼らも全力で5G構築にあたっている。中国鉄塔の佟吉禄董事長は、「5Gライセンスが認可されてから、中国鉄塔はキャリア企業の5G構築ニーズに応えるため全力で準備してきた。既存197万基地局の資源と千万規模の小型基地局を十分に利用することでコストを下げ、5G建設の速度アップの助力にしていく。現在、中国鉄塔が請け負う5G建設需要は10万件で、建設する5G基地局の97%が既存基地局を改造したものだ。建設コストは著しく下がっている」と述べる。


 中興通訊の劉金龍副総裁は、「2019年9月末までに、中興通訊は中国5Gネットワーク計画に全面的に参与しており、世界での商業5Gで35件の契約を獲得している。世界のキャリア企業50社以上と5G関連の提携を深めている。今年の三四半期、中興通訊は研究開発費に93.6億元を投じている。これは営業利益の14.6%を占める。自主革新の強化を通じて、5G時代の核心的競争力を構築している。キープロダクトと技術からみて、我が社の5Gは世界最先端にいる」と述べる。


中国信通院情報化工業化融合研究所のエンジニアである李亜寧氏は取材に対し、「全体的にみて、5Gは産業と深くつながるだろう。10兆元の大エコシステムが作られるはずだ。5Gは工業と工業ネットワークをエンパワーメントするだろう。あるデータによると、2022年から2026年にかけて“5G+工業ネットワーク”は年平均成長率で464%に達すると予測している。同時に、工業と工業ネットワークは5G応用技術で最も主要な分野となり、5G産業自体の発展を通じ、2035年に工業ネットワークが5G全体収入の80%を占めるとも言われている」と指摘する。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月9日

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