中国国家税務総局の最新統計によると、中国の2019年1-9月の新たな減税・費用削減額は1兆7834億元に上り、年間目標額の約9割に達した。うち製造業と関連卸・小売業の新たな減税・費用削減額は7995億6300万元で、製造業は間違いなく減税・費用削減の中心となっている。
大規模な減税と費用削減は市場マインドを高め、市場の活力を喚起する最も直接的な措置の一つだ。中国財政予算実績専門委員会副主任の張依群氏は『証券日報』記者に対し、今年1-9月の新規減税状況について、製造業が減税で最も大きな恩恵を受けており、製造業の税負担軽減で今後の進展につながる力が蓄積されたと話した。
「減税・費用削減政策の効果が表れたことは、市場主体のやる気を起こし、実体経済の発展に対する自信を高めた」。北京国家会計学院教授の李旭紅氏はこのように述べている。
紆余曲折な中国製造業が今年1-9月は安定的な成長トレンドを保った。一定規模以上企業による今年1-9月の鉱工業生産は前年同期比5.6%増、うち製造業企業は5.9%増だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月21日