中国交通運輸部は先ごろ、全国高速道路ETC(電子料金収受システム)フレーム構築と車道改造が完了し、高速道路の省境料金所の撤廃が調整・試験段階に入ったことを明らかにした。中国では、交通主導による都市の発展が進んでおり、ここ数年はETCやデジタル停車案内、デジタルセルフ決済などの新技術によって、スマート交通の建設が「高速走行車線」に入っている。
ここ数年にわたり、似たようなETCアプリサービスと技術のイノベーションが次々と起こり、各種の政策がそれを後押ししている。国務院弁公庁は今年5月下旬に「道路料金徴収制度改革の深化による高速道路の省境料金所撤廃に関する実施方案」で、停車不要のスムーズな料金徴収を実現し、2019年末までに全国の高速道路の省境料金所を撤廃する方針を示した。
ETC全国ネットワークの構築に伴い、中国のETCユーザー数は増え続けている。今年12月末に全国ETCユーザー数は1億8000万人を超え、高速道路の無停車料金徴収率は90%以上に達する見込みだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月21日