「国の積極的な高齢化対応の中長期計画」が発表

「国の積極的な高齢化対応の中長期計画」が発表。

タグ:国の積極的な高齢化対応の中長期計画

発信時間:2019-11-22 11:15:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中共中央と国務院は高齢化に積極的に対応するため、第19回党大会の方針に従い、「国の積極的な高齢化対応の中長期計画」(以下「同計画」)を発表した。同計画は初期を2022年まで、中期を2035年まで、長期を2050年までと設定。これは今世紀中頃までの中国の積極的な高齢化対応に関する、戦略的で総合的で指導的な文書だ。


 同計画は積極的な高齢化対応の戦略的目標を明らかにした。中国は2022年までに積極的な高齢化対応の制度枠組みを初歩的に形成する。2035年までに積極的な高齢化対応の制度・計画をより合理的かつ効果的にする。今世紀中頃までに社会主義現代化強国にふさわしい高齢化制度・計画を成熟させ、完備させる。


 同計画は5つの面から、高齢化対応の具体的な活動計画を示した。


 (一)高齢化に対応する社会の富の備えを充実化させる。規模拡大、構造改善、効果と利益の向上により、経済発展と高齢化の合致を実現する。国民所得分配体制の改善により、政府・企業・住民間の分配構造を改善し、養老資金の備えを着実に増やす。より公平で持続可能な社会保障制度を健全にし、全人民の福祉水準を持続的に増進する。


 (二)高齢化を背景とする労働力の効果的な供給を改善する。出生人口の素養向上、新規労働力の質向上、生涯学習体制の構築により、中国の人的資源の全体的な素養を高める。人的資源の開発と利用を推進し、より高品質で十分な雇用を実現する。積極的な高齢化対応の人的資源の十分な規模と高い素養を確保する。


 (三)高品質の高齢者サービス・商品供給体制を構築する。健康中国の建設を積極的に推進し、健康教育、ヘルスケア、疾患診療、リハビリ・介護、長期看護、安寧治療を含む、総合的で連続的な高齢者健康サービス体制を構築し、これを改善する。在宅を基礎とし、コミュニティに依存する、機関が十分に発展する、医療・養老が効果的に結びつく多層的な養老サービス体制を健全にする。高齢者に適した商品とサービスの供給を各種ルート・各分野で拡大し、商品とサービスの質を高める。


 (四)高齢化に対応する科学技術の革新力を強化する。革新駆動型発展戦略の実施を掘り下げ、技術革新を積極的な高齢化対応の最大の動力及び戦略的支柱とし、国民経済・産業体制のスマート化水準を全面的に高める。高齢者サービスのハイテク化・情報化水準を高め、高齢者の健康を科学技術で支え、高齢者補助技術の研究開発と応用を強化する。


 (五)養老、親孝行、敬老の社会環境を構築する。高齢化に対応する法治環境を強化し、高齢者の合法的な権益を保障する。家庭支援体制を構築し、高齢者に友好的な社会を作る。高齢者・家庭・社会・政府が共同参画する良好な雰囲気を醸成する。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月22日

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