世界貿易は極寒となるか 中国の開放で自信向上

世界貿易は極寒となるか 中国の開放で自信向上。

タグ:世界貿易 保護主義

発信時間:2019-11-22 16:09:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 保護主義、貿易紛争、不景気による圧力がある中、2019年の世界貿易はかなりの確率で低迷でピリオドを打ち、2020年は極寒となるのだろうか。


 一部の国際機関は、2020年に転機を迎えると見ている。世界貿易機関(WTO)は先日発表した報告の中で、2019年の世界の商品貿易の成長予想を10年らいの最低水準の1.2%に引き下げたが、2020年は2.7%に回復すると予想した。国際通貨基金(IMF)も、2020年に国際貿易情勢は好転する見通しだと示した。


 しかし、その間に開かれた2019年ニューエコノミーフォーラムで、出席者は慎重派が多かった。彼らは、来年の世界経済はすぐに低迷を脱することはなく、貿易も短期間で回復するのは困難だと見ている。


 中国人民銀行の周小川元総裁は、バブル経済と貿易摩擦が心配で、これらは世界経済の低下をもたらすと率直に述べた。


 中国国際経済交流センターの魏建国副理事長は取材に対し、「中米貿易摩擦の影響が時間の経過とともに現れること、さらに各国の経済促進策の効果がまだ十分に現れていないことを考慮すると、2020年上半期は世界経済と貿易の回復力に乏しい」と話した。しかし、世界最大の貿易協定である地域包括的経済連携(RCEP)の来年の調印および中国のさらなる市場開放は世界貿易に新たなエネルギーを注ぎ、下半期に世界貿易は好転する可能性があるとした。


 国際経済交流センターのチーフ研究員の張燕生氏は、一国主義と保護主義の世界貿易へのダメージは来年も続き、グローバル・バリューチェーンの変化も貿易企業に影響を及ぼすとの見解を示した。このような状況下で、来年の世界経済と貿易がどうなるかは観察する必要があるという。

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