ロイターの総合アナリストレポートによると、中国の主要企業200社(消費・科学技術・工業・不動産・金融など複数の産業)が発表した2019年第3四半期決算は、市場予想を大きく上回り、日本や韓国などアジアの経済国を凌駕する内容で、来年の力強いパフォーマンスが期待される。
ロイターは19日、2019年第3四半期(7-9月)の中国企業の収益は前年同期比で10%増加し、利益率はアナリストの当初の予想である2%を上回ったと報じた。この分析は、時価総額10億米ドル以上で、少なくとも3人以上のアナリストがフォローする企業を対象としている。
「当初の予想は中米貿易摩擦の影響を受ける見通しの産業(ハードウエア輸出事業者、アパレル・スポーツウエア輸出事業者を含む)の多くが市場予想を上回るというものだった」。BNPパリバアジア太平洋地区株式調査部門ディレクターのManishi Raychaudhuri氏は、こう指摘した。
レポートではこのほか、他のアジア諸国の企業収益も掲載している。韓国企業の第3四半期収益予測は、年間で約35%減益と予想していたが、実際は約46%の減益だった。日本企業は年間で約3%の減益。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月22日